あおなじみ

日常生活。恨み節。性別捨てたい非国民。ネガティブ。

羽生さん本人に信用されなくて当然だよね~という話

当方はわりと同担に対して厳しめの目線を持ってる(羽生さん本人に対しても割と厳しい)と思う、いち"羽生結弦オタク"です。他のファンとは全然意見が合わないなーと思っているオタクの中でのマイノリティです。
羽生さん入籍以降のファンの意見とだいたい合わなくてスッキリしないんで、ブログに書いてみることにしました!なお事前に書いておきますが私は入籍大大大祝福&大大大肯定派です。
「裏切られた!」とか言ってる人は長いですが最後のほうまで読むとスッキリするかもしれないし、しないかもしれません。界隈に対して溜まりにたまったものを吐き出してる感じなんで、あまり読ませる気が無くてすみません。

いま羽生結弦さんについて検索している人の多くは「なぜ羽生さんはパートナーを隠すのか?」と思っていることでしょう。その人の年齢や性別くらいは本人の口から開かしてもいいのでは?と。
そもそも「どんな有名人だろうが、パートナーの情報なんて開かす必要は無い」というのが私の大前提の考えなんですが、敢えてこれの答えを言わせていただくとするならば「ファンを信用してないから」だと思っています。
もちろん公式見解ではないし、私がこう言うと羽生さんサイドから「ファンの皆さんのことは信用してますよ…✨」とか言ってきそうなんですけど(私のせいで言及させちゃった前科もありますしね!?)…ぶっちゃけ、小木さんが正解だと思う。

もちろんある部分では信用してると思います。でもそれは自分へのポジティブな感情とか、ファン側の利益につながる部分などで(たとえばYouTubeのメンバーシップ限定のあれこれ)、他の部分(倫理観とか読解力とか他のスケーターや関係者への接し方とか…)は全く信用してないと思ってます。
なぜなら、それだけ我々は信用するに値しない事をしまくってるからです。ニュースになってないだけで浦○レッズのサポーターみたいなこと、やっちまってるんです。
ファンの側も「アンチの仕業!」とか「仲間割れやめようよ~」とか言って真実を見ようとしないので、自浄作用が殆ど働いてないです。
捏造からのアカウント消去追い込み(後述)とかやられちゃうと、もう自浄とか無理だなと思ったし(ヤバい側の人間達のパワーが圧倒的に強すぎる)、おそらく羽生さん本人も諦めてると思います。
なのでとっくの昔に「いかに刺激しないように魔物たちをヨシヨシするか(そしてヨシヨシしつつ分かる人には分かる表現を出し続ける)」のフェーズに入っていて、その位置からは戻って来れないんじゃないかな~と思ってます。

具体的に、羽生ファンがどういう事を羽生結弦さん本人や周りの人にしてきたかなんですが、まず先に、羽生さんや羽生さんのご家族へのプライバシー侵害について書いていきます。
大半のアマチュアアスリートがそうであるように、羽生さんのマネージャー代わりになっているのは羽生さんのご家族です。小さい頃から現在に至るまで、仕事のスケジュールをまとめるのも、ホテルの手配やらプレゼントや手紙の仕分けも身内の方+αでやってます。
(何故か羽生さんだけ特殊!みたいな書かれ方をする事が多いけど、他の世界トップの選手もそうだよ…?少なくともスケーターさん達は……と、言いたい…)
今はさすがにスタッフさんが居るでしょうけど、あまり外部の人を入れたくないのかな~という印象が昔からあります。情報を漏らす人が居るから、信用できる人しか入れたくないんでしょうね。
とくにお母さんは、ファンから色々な迷惑を被ってきている方だと思います。2010年頃はファンの数もそこまで多くなかったですし、震災前辺りまではファンとも積極的に交流をしていました。直接手作りのプレゼントのお返しをもらった人、Twitter上にもいらっしゃいますよね。
ファンとの交流をやめたのは、私の記憶が正しければソチオリンピック後ですね。それまで身内の方とメールでやりとりしてた人もそれなりの数居たようなんですけど、ソチ五輪後に「ファン対応をフラットにしよう」という感じで、そういう密な交流をスッパリやめたっぽいです。
これは勝手な私の想像なんですけど、距離感バグってる人の対応が仕切れなくなったのもあると思います。当時のTwitter上でも何人か身内の人と交流があった人がいましたけど中には「こいつはおかしいぞ」ていう人がいまして、その人はソチ五輪後に連絡取れなくなったぽいですね。すげー被害者面したツイートしてたけどな。
カナダに拠点を移すまでは、仙台の自宅に押し掛けてる人もかなり居ました。これについては、自宅凸を自慢げに話してる人もいたくらいです。

2012年にカナダに移ってからも羽生さんは追いかけられ続けました。
誕生日祝いのポスターを拠点近くのバス停に出す企画もありました。そもそもトロントに引っ越して早々スーパーで買物してる羽生さんとお母さんとの3ショットをFacebookに上げられてるくらいで、そんな中で生活圏に誕生日祝いのポスター出されるのってしんどくない?と思ったんですが、企画した側の人は「チヤホヤされたほうが嬉しいに決まってんだろ!」という感じでした。
この手の話で一番酷かったのは、羽生さんと同じクラブに入会してWeiboに盗撮をあげてた人ですかね。クラブ側からも注意されてたみたいですけど、結局やめませんでしたね。(あの人今、息してんのかな?w)
プレゼントの投げ込みで本人にプーさんを持って貰えないからという理由で、客席の関係者エリアで観戦してたお母さんにプレゼントを渡す人もいましたね。勿論怒らずに受け取ってくれたでしょうけど、内心どう思ってたんでしょうね。出待ちも、会場やホテルのロビーだけじゃなくてホテルの部屋の前まで行ってる人もいたくらいですからね。
最近だと2022年のファンタジー・オン・アイスの後も、羽生さんの後をつけて新幹線で仙台までついていった人達もいましたね。何故かバックヤードの関係者エリアに入り込んでる中国の人(この人はファンなのかどうか分からなかった点もまた怖かった…)も居ましたしね…。

と、まあ、このように羽生さんや羽生さんのご家族は「ファン不信になっても仕方がない、距離感バグってる人達によるプライバシー侵害エピソード」に事欠かないんですよ。
ちなみに私は紙チケット・身分確認なしの時代に、羽生さんの乗ってるバスの前に飛び出した出待ちの人にチケットを譲りそうになった事があります。教えてくれた方、その節は本当にありがとうございました。いやあ~危なかった~…。
よく羽生さんはマザコンだの、親離れできないだの、或いは親がくっつきすぎだの言われますけど「お前は自分ちの家族が変な人から四六時中付け回されてても平気なのか?距離感バグってる奴らから24時間365日詰められまくってても平気でいられるのか?そういう状況で近付いてきた身内ではない人間を信用して仕事を任せられるのか?」と問いたいですね。少なくとも私なら怖くて無理。何考えてるか分かったもんじゃないもん。

ここまではファン対羽生さん(とご家族)のエピソードを書きましたけど、この次はスケートファン名物、ファン同士の確執や採点陰謀論の話です。ざっくり言っちゃうとフーリガン的な話だと思っていただいて結構です。
この手の話って結構前からありまして、今現在にも続く確執・陰謀論はおそらくキム・ヨナさんと浅田さんからの流れだと思います。
回転不足だの、加点がつかないだの、なんだのかんだのという話題ですね。もちろん国際スケート連盟さんたちがもうちょっと他の競技のようにテクノロジーの導入に積極的だったらもう少し採点傾向が明瞭になったのでは?と思わなくもないんですが、この話って、それ以前のモラルの問題なんですよね。

事の発端は羽生さんが頭角を現しだした2012年頃ですかね。高橋大輔さんのファンの方々が羽生さんを中傷するようになりました。おそらく、界隈で一番有名なのはこちらの「震災アクセサリー」発言でしょうか。
実際私も会場で何度かこの手の人達に試合の時に実害を受けており、個人的に一番酷かったのは2012年のメダリスト・オン・アイスでの出来事でした。メダリスト・オン・アイスというのは全日本選手権エキシビションなので、優勝者が最後のほうに滑る形になります。その年の優勝者は羽生さんだったんですが、高橋さんの演技の後に「大ちゃんが後に滑らないのはおかしい!」と2~3名の後期高齢者方々が喚き出しまして、隣席の人に窘められて退出…という事を実際に体験しています。
この頃の高橋さんのファンの応援が怖かった…という所から羽生ファンの間には応援タオルバナーへの忌避感が産まれ(D1SKバナーの集団の圧が怖かった)、そのせいか現在に至るまで羽生さん本人の名前の入ったバナーは公式で販売・配布されておりません。「お揃いのバナータオルは圧があって怖い」という、当時のファン側の意向を汲んでの事だと思います。(白と水色のANAさんのものは先着順と抽選のみで、配布はごく限られた数のみです)

この時期はまだ良かったんです。羽生さんが勝てていたのでね。お察しの通り、羽生さんの後輩選手たちが良い感じになってくると、羽生ファンは、浅田さんのファンがキム・ヨナさんにしたようなことや、高橋さんのファンが羽生さんにしたようなことをし始めたんですよね。
それが一番最悪な形で出たのが2019年のトリノでのグランプリファイナルでした。試合に負けた後に、羽生ファンが会場の貴重な展示物に落書きしてしまったんです。(※修復不能)
もう書いててしんどくなってきたんだけど、こんな事してる奴ら…信用できる?
自分に当てはめて考えて欲しいんだけど、赤の他人が「△△が○○ちゃんをいじめるから(無根拠)、○○ちゃんのために抗議の落書きしちゃった!(しかもオリンピック記念の展示物の上に直接)」って言ってきたら、普通の人間はドン引きするよね。
それでこの事件本当にバカだと思ったのはさ、この事件を起こした事によって「本当に羽生結弦が結果に抗議したかった場合」の道筋を絶っちゃったんだよね。だってこんな狼藉を働かれたら、バカな実行犯とそれの支持者以外の人間は「自分が抗議したらもっと恐ろしい事が起きて、他の選手に危害を加えるかもしれない」と考えますのでね。
事情を知らない人が呑気に「羽生からファンに注意しろよ」とか言ってたんだけどさ、私は「出来る訳ねえじゃん!誰かに言わされてるとか訳わかんねーインネンつけて、連盟の人が○されるぞ!(もしくは身内の方やご本人が…)」と思ってました。知らないっていいよね。

ファンダムはこんな感じのゴミ共がデカい面してる状況ですけど、羽生さんて、スケーターや関係者に対して自分のファンから誹謗中傷して欲しくなかったんだと思うんですよね。自分が散々やられてたから。
だから昌磨くんのことをかなり可愛がってたし、他の後輩にも気を使ってる。2020年全日本選手権での鍵山くんへの声かけはそれが顕著に分かるエピソードだと思う。これって自分が強気なことを発言して叩かれてたから、鍵山くんには同じ想いをして欲しくなかったんじゃないかな。
(どれくらい些細なことで羽生さんが叩かれてたかというと「負けないっすよ先輩」と言っただけで叩かれてましたからね、マジで)

そういう想いを持っているであろう羽生さんは、落書き事件のあった2019年のグランプリファイナルの直後の試合=全日本選手権のメダリスト・オン・アイスで、凄い事をするんですよ。
高橋さんはこの2019年で、男子シングルを引退する事になっていたんですけど(2020年からダンスに転向)、長年ファン同士で確執のあった高橋さんと、羽生さん側から手を繋いで周回したんですよ!!
グランプリファイナルでの事件があってからのコレですよ!?「もう、そういうのはいいんだよ、争わないで」と言いたいのかなと思いました。この涙とか、どんな想いがあったんでしょうね…。
あくまでもファン同士の確執ではありますが、気を使ってか互いに距離を置いているようには見えましたし…2010年のNHK杯とか、あの辺の時期は普通に喋ってますからね…。
この周回を見て私とか私のフォロワーさんはめちゃくちゃ感動してたんですけど、わりと多くの人が何もここからメッセージを感じ取れなかったんだよね。
私なんかは人生で見た中で一番美しいフィギュアスケートの周回だと思ったんですけどね…分かってくれる人が少ないっていうのは寂しいことです…。

昌磨くんへの接し方や、鍵山くんへのコメント、高橋さんとの周回。この辺だけでもだいぶファンに対して釘を差してると思うんですけど、明確にファンに対しての怖れみたいなものを表明したな~と思ったのが「プロローグ」での「いつか終わる夢」についてのコメントでした。

https://digital.asahi.com/sp/articles/ASQC50CZ7QC3UTQP00P.html

今回のこのプログラムは皆さんの応援の光がすごくまぶしくて。でも、皆さんの思いととも一緒に滑っている。けど、自分はもう見たくないとか、でもまた一緒に滑るとか、最終的に皆さんの思いを集めて自分はまた滑り続けるんだ、みたいなことを表現したつもりです

もう見たくない」とまで思わせちゃったんですよね。我々の応援。何のことを指してるかって"そういうこと"でしょ?と私は思ったんですけど、みんなこの辺はスルーしてましたよね。そもそもインタビューを丁寧に読む人がこの界隈は意外と少ない。

GIFTの考察にも書いたんですが、羽生さんが競技から身を引いた理由の一つに「ファンをこれ以上魔物にしたくなかったから」という理由があると思ってます。(ご本人の口から語られている事ではないので、私のはただの推測ですが)
もしかしたら魔物になったファンをどうにも出来ない自分の事も責めていたんじゃないかなと。スコアや順位でしか自分を赦せず、方向性がまとまらないまま北京五輪まで行った。その結果4Aも成功とはならず、若手選手に先を越されてしまった…(そして魔物達の攻撃の矛先は若手選手達へ…)。
羽生さんて平昌後は「勝つ」というよりも、4Aを飛んだり、自分の好きなスケートをするっていう方針だったはずなんですよ。でもだんだんそうじゃなくなっていったのは…自分が勝てば魔物も暴れないから勝とうとしてくれてたのかもしれないな…と思いました。
決断に踏み切れないまでも、何年も前から頭には競技を辞めること(滑ってても楽しくないという気持ち)があったんじゃないかなと思います。

競技を辞めてからファンダムが落ち着いたかというと、そうでもないんですけどね。
本人にも名前と顔をほぼほぼ間違いなく覚えられていて、撮影可の試合会場で一番お金をかけた写真を撮ってる方が居たんですけど、その方はインネンをつけられてデマを撒かれてネットリンチされて昨年Twitterのアカウントを消してしまいました。
多分羽生さん本人もこの件は「なんでそんなことするの」と思ったことでしょうね。アカウント知ってるだろうし。顔見知りの人がアカウント消滅に追い込まれて、どん引きしただろうさ。「ざまあみろ」と思ってる皆さんよりも、はるかに近くで沢山羽生さんを見てた人なのに、デマで閉鎖に追い込んじゃったもんね。
わたしはこのネットリンチの件で「このファンダム、本当に終わったな」って思いました。もう何にも期待しないようにしようと。
普段お綺麗な事を言ってる人(でもジャッジ批判はするわよ☆みたいな人)が、本件について全くスルーしてたのは怖かったですね!「あ!いいんだ!ネットリンチは!へー!」って感じですよ(笑)
先日のランキング番組での荒れかたもマジで気持ち悪かったし。とにかく、何が何でも羽生さんが1位じゃないと陰謀論言い出すんですよ、この界隈。

ここまで書いとけば、一般的な常識を持ち合わせてる人は「そりゃそうだよな~ファンのこと信用できなくもなるわ」という感想を抱きますよね?
でもこのファンダムは、みんな「サリーとアン課題」が出来ない人ばっかりなんだよね。
羽生さんから見て「悪いことをしてない自分たち」が、「悪いことをしてる人たち」との区別が付くと思ってるの。つくわけないじゃないですか。昔から応援してて顔と名前が一致してるような人でもない限り、俺らはただのモブ。
でも羽生さんとしては表向きはそういう事を言えないから「ファンはみんな良い人」という感じで接するよね。だってこの態度を崩したら、どうなるかわかんないもの。
羽生さんが一番敵に回したくないのは間違いなく「ファン」だよ。異常な行動力を持った狂人と、何人も接してるからね。

ここで「ファンを信用してないならそもそも入籍発表しなけりゃよかったじゃん!」とか言われそうなんですけど、これに関しては「嘘をつきたくないから」というのと「依存して欲しくないから」という事だと思うんですよね。
アンチや、今回の入籍で降りたファンは「羽生結弦は、自分を孤独な人物であると演出し、自分に依存させるための演出をしていた」かのように捉えた人が多いようなんですけど、実際は全然違うんですよ。
そもそも前から依存するなと言ってるんです。羽生さんは2015年の時点で自分に依存するファンがいる事を既に見抜いてるんですよ。

「皆様の想いが私の背中を押してくれています。心からの感謝を。そして、皆様が皆様の幸せを感じられますように。」
https://plaza.rakuten.co.jp/umitosake/diary/201512130000/

この絵馬はインパクトがあって覚えてるんですよね。「自分の事を応援してくれるのは有り難いけど、あなた自身の事はどうなんですか?」と言ってるように思えたんです。これって根底の部分ではGIFTと同じじゃないですか。
GIFTは「僕はこうしました。では、あなたはどうしますか?でも、疲れたらここに戻ってきていいからね。ここでみんなのためにギョーザ焼いてるね❤️(※かわいいプーさんのエプロン着用)」という話だと私は解釈してるんですよ。(※ギョーザもギョーザを焼く羽生結弦も作中には登場しません)

なので「孤独だって言ってたじゃん!嘘つき!」みたいな事を言ってる人は、ご自身の読解力が全く無かったというだけの話なんですよ。
そもそも周りにはサポートしてくれる人がわんさかいるわけで、社会的孤立とか物理的な孤立というよりは「創作することや夢を追うことでの孤独」だというのは本人と作品を見てればわかる話だと思うんですけど(星野源さんとの話でも解るはず)、今回の入籍で「自分の向き合っている"孤独"は入籍すれば解決する話ではない」という答えを見せてくれちゃったんですよね~。凡人なりの例えをするなら「試験勉強の応援は皆がしてくれるかもしれないが、実際に試験を受けるのは自分」という感じの"孤独"です。

私としては相手が誰かとかマジでどうでもよく、入籍という表現にしたのもセクシャリティへの配慮だと思っているし(同性愛者でも無性愛者でも"入籍"なら出来る)、もしかしたら今後もお相手についてご本人の口からどうこう言うことは無いんじゃないかな?と思うんだけど、明かしても明かさなくても私はどうでもいいんだよね。
私は、作品や発する言葉や行動としての"表現"に気を使ってもらえれば、それでいい。人種や性別やセクシャリティを差別せず、ファシズムでマッチョな事をしなければいいんです。今までのように困窮状態にある人や被災地に心を寄せる優しい人で居てくれたら、それでいいのです。
そのうえで羽生結弦でしか出来ない美しいものを見せてくれたら、もうそれで十分です。だから今まで通り「つまんねーなコレ…」と思ったら素直に感想を言いますけどね。賞賛だけじゃつまんないし。

今回も週刊誌があーだこーだ書いてますけど、案の定、それに書かれてる「お相手像」に対して「相応しくない」だのなんだの言ってるわけですよ!!
「バーーーーーカ!!!!!そーいうとこだよ!!!!!」って思いましたね。
おめーらにパートナー品評会されたくねえんだよ。ついでに「子供はまだなの?」みたいな産めハラされたりもしたくねーだろうさ。いい加減にしろよ…。

これからも羽生さんはファンに対してめちゃくちゃお優しい言葉を投げかけてヨシヨシいい子いい子しまくって来て下さると思うんですけど、自分の作品や言葉を本当に理解されるとは思ってないんじゃないかな?と思うんですよね。
GIFTって「夢を追いかける当事者としてのあなたも居たはずでしょう?」と問いかけてくる作品だと思ったんですけど、入籍に怒ってる人って他人事として消費してるんですよ。「夢に向かっていく孤独な羽生結弦の物語」として。だから「裏切られた!」とか言う。せっかく作中に「自分は特別じゃない」という台詞があるのに、ミスリードしてしまう。
でもおそらくご本人も、ファンが当事者意識を持って見てくれるとはあまり思ってないんじゃないかなと。RE_PRAYも恐らくGIFTの路線を汲んだもので「ぼくはこうする、じゃあ、あなたはどうする?」という作品になってくるんじゃないかという気がするのですけどもね。

じゃあなんで羽生さんがそういう作品を作るのかというと、羽生さんは我々のカーチャン(トーチャン)だからです。ファンは「自分たちが羽生結弦のカーチャン(トーチャン)だ」と思いこんでる人が多そうですけどね、実際のところは全然違うよ。
羽生さんは自分に依存するしょうもない大人たちを、どうにかして自分の足で歩かせたいんじゃないかな?って私は思ってるんですよ。
なんせ我々は、自分の気に食わない事があると周囲の人や物を破壊しだす、都合の悪い事は絶対に見ようとしない、全てを他人のせいにする醜い魔物の赤ちゃん人間共なので。
これからもこのしょうもない人間共を、ママみたいな優しい菩薩スマイルで包み込みながら、"羽生結弦"という概念を召還し続けるんでしょう。
私はそういう人を支える人間が一人増えた(元々いらっしゃったんですけども)っていうだけでも、すごく有り難い事だと思う。"羽生結弦"っていう概念を召還して動かしていくの、なんなら結構グロいし、大変すぎる事だと思うからさ。感謝することはあっても「相応しくない」なんて言う筋合いは表現を見させてもらってるだけのこっち側の人間には無いんですよ。

私はこれからも引き続き出された表現に対しては文句を垂れるかもしれないけど(だってしょうがないじゃん!!カーチャンとは音楽の趣味が違いすぎるんだもん!!)、絶対にカーチャンを泣かせるような行動はだけ取らんでおこう…と思います。だって、GIFTというお家に帰れなくなるのは嫌だから…。

羽生さんだけではなく、競技を頑張ってる後輩くんたちや、スケート関係者の人達、その他いろんな人たちに迷惑をかけないようにしていきたいもんですね。
まあ、こんな事言ってもヤバい人達には絶対に分かんないだろうけどね…。